ラグビーワールドカップ2019™日本大会にふさわしいメダルを製作
2019年9月20日より11月2日まで開催され、大成功に終わったラグビーワールドカップ2019日本大会。世界最高峰の戦いを繰り広げる代表チームの栄誉を称え、感謝の気持ちを届けたメダルは、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会の依頼により6者(人間国宝 吉田美統(よした みのり)/錦山窯(きんざんがま)、株式会社東京カップ、ヤマト徽章株式会社、一般財団法人大日本蚕糸会、株式会社龍工房(りゅうこうぼう)、株式会社東急エージェンシー〔受託者〕)のジョイントベンチャーで受託・製作いたしました。
メダルの紹介
■金、銀、銅メダル 【桜 + rising sun】
金、銀、銅メダルの原画と総監修は吉田美統(よした みのり)先生に引き受けていただきました。金箔の薄箔・厚箔を重ねて遠近を表現する「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」と言われる吉田美統先生の技術は、2001年に〔人間国宝〕に認定されています。
メダルの表面には、センターにウェブ・エリス・カップを置き、日本を象徴する要素から作成されたラグビーワールドカップ2019のデザインである「UNITY GRAPHIC/rising sun」(富士山の山頂に日が昇るデザイン)に重ねています。
メダルの裏面には、大会の「イベント マーク」を中心に置き、吉田先生の描かれた「さくらの花」がこのマークを祝福するように縁どられています。
このデザインを肉彫りという製造技法で立体的に仕上げています。リボンの取り付け部には、富士山にゆかりが深い神社の鳥居のイメージの形をしています。
このデザインを肉彫りという製造技法で立体的に仕上げています。リボンの取り付け部には、富士山にゆかりが深い神社の鳥居のイメージの形をしています。
メダルの「リボン」は、今年「現代の名工」に認定された東京都伝統工芸士の福田隆氏が作成し、耐久性と伸縮性を重視し、純国産シルクの組紐(くみひも)で作成されています。組紐は日本では貴族の束帯や武具の一部、高級な茶道具の飾り紐などに使用されてきました。純国産シルクは、現在の日本で使われている絹の0.38%しか生産されていません。今回は、一般財団法人 大日本蚕糸会の呼び掛けにより、開催都市でもある熊本県、埼玉県、岩手県を含む国内の生産者からご協力いただき、100%国産の絹での製品が可能となりました。
■参加メダル【SAKURA】
歴史上はじめて英国圏を離れて、日本で開催されたラグビーワールドカップ2019。
その特別な大会のメダルは、日本文化を世界の人々と共有できるツールであってほしい。
参加メダルのデザインモチーフ SAKURAは「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」の技法を持つ、
人間国宝 吉田美統(よした みのり)氏の原画を基に仕上げられました。
桜の花は、日本を象徴する花の一つです。3月の終わりから4月の終わり、南北に長い日本列島では南から順番に開花し、日本人は春の知らせをこの花の満開から感じ取っています。
その特別な大会のメダルは、日本文化を世界の人々と共有できるツールであってほしい。
参加メダルのデザインモチーフ SAKURAは「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」の技法を持つ、
人間国宝 吉田美統(よした みのり)氏の原画を基に仕上げられました。
桜の花は、日本を象徴する花の一つです。3月の終わりから4月の終わり、南北に長い日本列島では南から順番に開花し、日本人は春の知らせをこの花の満開から感じ取っています。
メダルの「敷布」は耐久性と伸縮性を重視し、純国産シルクの組紐(くみひも)で作成されています。組紐は日本では貴族の束帯や武具の一部、高級な茶道具の飾り紐などに使用されてきました。純国産シルクは、現在の日本で使われている絹の0.38%しか生産されていません。今回は、開催都市でもある熊本県、埼玉県、岩手県を含む国内の生産者からご協力いただき、100%国産の絹での製品が可能となりました。
● 錦山窯 (きんざんがま) Kinzangama
〒923-0031 石川県小松市高堂町ト18
To-18 Takandomachi, Komatsu, Ishikawa 923-0031, Japan
http://www.kinzangama.com/ Tel:0761-22-5080
● 株式会社 東京カップ TOKYOCUP Co., Ltd.
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-2-12
1-2-12 Toranomon, Minato-ku, Tokyo 105-0001, Japan
http://tokyocup.co.jp/ Tel:03-3503-1051
● ヤマト徽章株式会社 YAMATO KISHO Co., Ltd
〒113-0001 東京都文京区白山1-26-19
1-26-19 Hakusan, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0001, Japan
http://www.yamato-kisho.co.jp/ Tel:03-3814-5171
● 一般財団法人大日本蚕糸会 The Dainippon Silk Foundation
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-9ー4 蚕糸会館 6階
6th Floor Sanshi-Kaikan, 1-9-4 Yurakucho, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0006, Japan
http://www.silk.or.jp/ Tel:03-3214-3411
● 株式会社 龍工房 (りゅうこうぼう) RYUKOBO Co.,Ltd.
〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町4-11
4-11 Nihonbashi Tomizawa-cho, Chuo-ku, Tokyo 103-0006, Japan
http://ryukobo.jp/ Tel:03-3664-2031
● 株式会社東急エージェンシー Tokyu Agency Inc.
〒107-8417 東京都港区赤坂4-8-18
4-8-18 Akasaka, Minato-ku, Tokyo 107-8417, Japan
https://www.tokyu-agc.co.jp/ Tel:03-3404-5321